―My lou〜尊い命―7

季夜はベッドに麻酔が覚めないまま眠っている。

もうそろそろ目か覚める頃だと医者は言う。
目が覚めてもしばらくの間は動けない。

「季夜・・・良く頑張ったね。偉いね。」

今病室には私と季夜だけだ。

しーんと静まり返った個室、二人でいられるこの時が一番幸せだ。
午後を過ぎた。

ピクッっと季夜の指が動く・・・

『んっっ・・・』

「季夜!?」

『チ・・・ト・・・・・・セ』

「そうよ!わかる?良かったぁ・・・」

『俺、タスカッ・・・タの?』

「そうよ!」

『ヨカッタ・・・俺がヨクなっ・・・たら色んなトコロに行けるね。』


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