―My lou〜尊い命―18
季夜に結婚して欲しいと言われたあの日からごくごく普通の生活をしながらも結婚の準備をしていた。
もう季節は冬だ。
もう目の前に卒業を控えていた。
そんなある日私は季夜にあとで家に行くから待っててと言われそれに従い待っていた。
・・・。
・・・・・・・・・遅い。
「遅いったら遅い!!いったいいつまで待たせる気よ!!」
プルルルップルルルッ
電話の音がする。
カチャッ
「ハイ・・・あ、立山さん?えっ季夜が!?すぐ行きます!!ご迷惑をおかけしました。」
立山さんとは私と季夜の先輩でとても親しくして頂いている。
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