―My lou〜尊い命―19

とにかく迷惑をかけるわけにはいかないと思い私は急いで立山さんのマンションへ向かった。

ピーンポーン

「こんばんわー。」

バタバタと足音が聞こえ、立山さんが出てきた。

『あ、千歳ちゃん。ごめんね?俺等が無理矢理飲ませたせいで、あいつ寝ちゃった。』

「いえ、ご迷惑をおかけしてすみません。」
『謝らなくていいって俺等が悪いんだし。』
「じゃあ、連れて帰りますね。」

眠った季夜を運ぶのは大変だった。

階段を降りて、タクシーで帰った。

季夜のバカ・・・。

待ってろって言ったくせに。


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