―My lou〜尊い命―17
『俺だって一緒にいたいさ。』
「本当?」
『あぁ・・・できれば一生一緒にいたいんだけど。』
顔と耳を赤らめながら季夜は言った。
「え?」
『だ〜か〜らぁ!!卒業したら結婚して欲しいの。』
「うっそぉ・・・。嬉しい。」
『だから、もう悩むなよ?ずっと俺は千歳の側にいるんだから。』
「うん。」
突き放されると思っていた。だけどしっかり未来を考えてくれていた。ずっと一緒にいられるんだと思うと私はすごく安心した。そして笑いながら泣いた。顔がぐしゃぐしゃになりながらも笑った。
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