ずっと好きだった5

俺は彼女に電話した。

『今すぐ公園に来て…。』

彼女は快く承諾してくれて、10分後に少し小走りで来た。

「どうしたの、最上君?」
『…座って…、ココ。』

俺はベンチを指差した。夕日が綺麗に俺達を照らしていた。

「ねぇ…どうしたの?何か用事あったんじゃないの?」
『うん…あのさ、俺…』
「…あの…さぁ、私も話したいことがあるの!!」
『え…?』

彼女は真剣な顔をした。

「2年の時に、私と早瀬君、付き合ってたでしょ?」
『うん、知ってるよ。』
「私ね、最上君を試したのよ…。」
『へぇーって…え!?』
「私ね、実は最上君のことが好きなの!!だけど最上君、全然私のこと好きそうじゃないから、他の男子と付き合ってみれば何か変わるかなって思ってそれで…」

一体何が起こったのだろう…。

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