ずっと好きだった2

実は俺には好きな女の子がいる。入学してすぐに一目惚れして以来ずっと好きなんだ。名前は吉岡沙織。同じクラスになっていなければ俺は彼女のことを全然知らないまま高校生活を終えていたかもしれない。

俺ってば見た目は派手なくせに勇気が無くて、自分から女の子に告白することができない。だから今まで付き合った女の子は皆向こうから告白してきたというパターンだ。しかし高校に入学してすぐに吉岡沙織に恋してから俺は他の女の子からの告白は全て断っている。そんくらい俺は純粋に彼女が好きだ。

1年の時、クラスの女子が彼女のことを「さぁちゃん」と呼ぶようになってから、俺も彼女との接点がもっと欲しかったから、俺も「さぁちゃん」と呼んでみることにした。彼女は最初は照れていたが、満更でもない様子だった。

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