ずっと好きだった3

1年の2月14日のバレンタイン、彼女は俺にチョコをくれた。しかも手作りだった。俺は嬉しくて嬉しくてそのチョコをなかなか食べることができなかった。

…俺はミスをした。その時に彼女に告白してしまえば良かったものを、やはり意気地無しの俺にはできなかったのだ。

3月14日のホワイトデー、俺は彼女に何を返したら良いのかわからずに、わざわざ休みの日に姉ちゃんに付き添ってもらって街に探しに行った。最終的に俺が決めたのは蝶の形のモチーフがキラキラ輝いてるネックレスだった。それが1番可愛いと思ったからだ。

それを受け取った彼女はとても嬉しそうに「絶対大切にする、毎日つけてくるからね。」と言った。その時の笑顔が可愛くて、抱きしめたくなった。

次へ
TOP