-抹殺屋-
解放-4

『貴方は……誰?私っ貴方を知ってるわ。でも名前がわからないの。ねぇ…貴方は誰なの?』

「俺は拓紫。」

『タ…ク…シ…?』

「そう、そしてお前は春香だ。」

『本当にそうなの?』

「ああ。」

『…私、夢を見ていたような気がするの。そこには貴方がいたわ。』

「そう。」

『私、貴方と一緒に人を殺す仕事をしてた。』

「へぇ。」

『でもそれは本当に夢でしか無いのね?』

「だろうな。」

『…でも実際貴方はココにいる。貴方は私の何?』

「……遠い…親戚みたいなものだ。」


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