-抹殺屋-
回想-9

そして私たちはアジトに連れて行かれて自分達の部屋だと指定された部屋に入った。八坂君はずっと怖がっていたけど私は人を殺すということに常識では考えられないほどの魅力を感じていた。

「僕…怖いよ。華都梨、どうしよう…。」

『大丈夫よ八坂君。私がいるじゃない。』

「なぁ…華都梨、逃げよう…?」

『えっ…う、うん。』

八坂君は逃げたがってる。だけど私は…

「さぁ、行こう。」

『…うん。』

八坂君に手をひかれて私は来た道を逆戻りした。

「あ、早希…見ろよ。」

「あー!!逃げようとしてる!!」


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