-抹殺屋-
回想-3

眠たい目をこすりながら私は二人を待った。ところが日付が変わっても二人は帰って来なかった。

次の日の朝気付けば私はベッドの中に居た。ベッドの周りを見渡すと大きなプレゼントの箱がいくつもあった。けれど私は何一つそれらに嬉しさがわかなかった。

『お父さん…お母さん、どうして帰ってきてくれなかったの?華都梨、待ってたのに。』

「仕方ないでしょ?お父さんもお母さんも忙しかったのよ。」

『だって約束…だってしたじゃない…約束したじゃない!』

「華都梨、朝から騒々しいぞ!」

『嫌い…二人とも大嫌い!』


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