-抹殺屋-
Now-1
華都梨さんの過去を拓紫に聞かされた。孤独だったとはいえ殺しが楽しいだなんておかしい。しかも明日から私にまで殺しにまわれと言う。彼女の傷が癒える事はないのだろうか?私達はここでずっと彼女の言いなりになって一生を終えなければならないのだろうか?そんな疑問が次々に湧いてきた。
「沙那、今日はゆっくりすると良い。明日からはイヤでも殺しにまわらなければならない。お前の我が儘をきいてもらったのだからな。」
『…うん。』
確かに私は隆ちゃんを殺さないでと言ったけど…こんなのってひどいよ。
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