-抹殺屋-
Now-2
このまま、私は人殺しにならなきゃならないのだろうか。もう逃げる道はないのだろうか。あぁ、明日何かこなければいいのに…。
悩みながら私は眠りに就いた。眠らなければ少しは次の朝が来るのを遅く感じられただろうが、どうせ来る明日を逃げる方法が見つからなかったから眠るしかなかった。
そして目覚めた…。
外は晴れていたけど私は浮かなかった。
碧と威緒が私の部屋に来た。遅れて拓紫が紙の束を持ってきた。拓紫が話を切り出した。
「これが今回のターゲットの松前昂(34)だ。」
『…殺さなきゃいけない人なの?』
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