-抹殺屋-
出会い-4

そして説明しだしたのが私の隣の男。大体名前は把握した。私の隣に座っているのが威緒だ。

「お嬢ちゃん、君の名前は?」


『は?何で私が教えなきゃなんないのよ!!』


「良いんですか?どうなっても。」


『何よ!脅す気!?もう、降ろしてよここから!』


「ふ…おもしろい子だなぁ。もう君は家には帰れないんだ。さあ、名前を教えなさい。」


『家に帰れない!?どういうことなの?どうなってるの?私どうなっちゃうのよ!?』


「だから、説明してあげるからまずは名前を教えなさい。」


『…っ!紗那よ…。』


「紗那か。」


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