-抹殺屋-
出会い-3

男はそう言った。

『何言ってるの!?男の人が血塗れで倒れてるじゃない!何で何も見てないなんて聞くの!?変だよ!!』

そう答えた。
するともう一人の男が座り込んでいる私を抱き上げた。そして押さえつけられハンカチの様なもので何かを香がされた。気が遠のいていくのを感じた…。
…しばらくして私は車の中で目覚めた。

『ん…っ。』


「お嬢ちゃんがお目覚めですよ、拓紫。」

と私の隣に座っている男が言う。

「ん?何だもう起きたのかよ。」

と助手席の男。

「威緒、説明してやれよ。」

と運転している男。

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