-抹殺屋-
出会い-2

私は撃たれた男を揺さぶった、だが既に冷たくなっていた。

『どうしよう、ちょっと…死んじゃったの?ねえ、誰か助けてあげてよ!!』

そう叫んだが誰も寄ろうとしない。とにかく救急車を呼ぼうと鞄の中の携帯を探しボタンを押そうとした時背後に気配を感じた。私は助けが来たのだと思い後ろを振り返った…がそこに居たのは黒いスーツに派手なシャツを着た背の高い美形揃いの男が三人立っていた。

『え…?』

もしかしてこの人達がこの男を撃ったの?そしてその内の一人が口を開いた。

「お嬢ちゃん、君は何も見てないよね?」


次へ
TOP