-抹殺屋-
出会い-1

春風で髪がなびき心地良くもまだ肌寒い3月の暮れ。学校の帰りに寄り道して街で買い物しようと歩いていた。風が気持ち良いなんてボーっとしていたその時、背後から叫ぶ男の人の声がして、あまりに尋常でないものだから私は振り返った。振り返ったすぐ後ろには長髪の若い男が走ってきていてぶつかりそうになった時…

『ズダーン!!』

と大きな銃声が!!なんと今ぶつかりそうになった男を弾が命中したのだ。そして男の背中からはおびただしい出血が…とっさに私は悲鳴をあげた。撃った男を探したが見当たらなくなっていた。

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