闇家(45)
「俺達を襲おうとした化け物も2階から来たみたいだったな…」
「ちょっと待てよ。志穂に憑いてんのはその化け物じゃないのか?」
「俺もそう思ってたけど。」
「じゃ、まだ他にも…!?」
「とりあえず行ってみなきゃわからないわ。志穂が誰と闘ってるのか…」
「よし、行ってみよう。」
忍は一輝からライトを受け取ると、階段へと進んだ。
ギシッギシッ…
半分腐りかけた階段はいつ抜け落ちるかも知れない状態で、それが忍たちの先に待つ不安を一層大きくさせていた。
「うわっ、何だこれ!?」
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