闇家(37)
「?」
「いいわ。手伝うわよ!」
初音は振り返って頬笑んだ。
「初音…」
忍の顔も明るさを取り戻した。
「でも、私だって怖いんだってことは忘れないでよ。」
放課後、忍と初音は一緒に校門を出た。
「あーあ、結局5時間目さぼっちゃった。一応優等生で通ってるのに。」
「志穂、もう熱ぐらい冷めたかな。」
「何とも言えないわね。」
「とにかく、行ってみればわかるわよ。」
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