続・この恋の行方9

「いいじゃん、俺らと遊んでよ〜。」
「息子がいるんです!あっちへ行って!」
「ああ、この辺にいた子ー?」
「勝手に遊んでるだろ。」
3人は酔っぱらっているらく、やたらとしつこく迫っていた。
利明は手前の階段を上っていくと、その女性に向かって声をかけた。
「智子!」
もちろんでたらめな名前である。向こうも一瞬ぽかんとしていたが、状況が飲み込めたらしく、
「あなた!良かったわ!」
と、利明に駆け寄って来た。

名演技(?)が効を奏し、あっけなく利明は勝利した…

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