続・この恋の行方3
プルルルル…
「っ!?」
突然大音量で鳴りだした携帯に驚いて、利明は飛び起きた。
「目覚ましセットしてたんだっけ…?」
寝ぼけた頭で手を伸ばして、液晶画面を覗く…
「朱美?」
慌てて通話ボタンを押す。
【利明、今どこ?】
「どこって…家だよ。」
【家?今日が何の日か忘れてるの!?】
「え…?」
【利明…】
朱美が悲しそうな声を出す。
「……。
ああっ!しまった、今何時!?」
【もう10時45分よ。】
「ごめんっすぐに行くよ!」
そう言って、利明は勢いあまりベッドから転げ落ちた…
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