続・この恋の行方17

いつの間にか日は落ちて、夜空には驚くほど明るい月が浮かんだ…

「…寝よっか…」
と、朱美は言った。
「ん…じゃ、おやすみ。」
と、利明はあっさり返して、二人は別々の布団に落ち着いた。
部屋は真っ暗になって、カーテンを閉めない窓からの光だけが室内を照らした…
どのくらい経ったのか、朱美は少し高くなった月を見ていた…
「…朱美、寝た?」
ふいに利明が言った。
「起きてる…。」

「こっち…来ない?」


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