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予知夢
-49-
結羅姉は微かに涙を滲ませている。
夜鷹はゆっくり近づき、そっと結羅姉の頬に触れた。まるで壊れ物を扱うかのように、とても優しく…
そして、自分の覆面を外した。

「慎…また会えたのね…」
結羅姉ははっきりと泣いていた。
そんな彼女を、夜鷹はきつく抱き締める。
「すまない!俺は何も分かってなかった。君がどんな思いで…」
「いいの。あれで良かったの…」

二人はしばらくそのままだった。何も言葉を交わさず、ただ黙って抱き合っていた。

心で語り合う

それはとても穏やかな時間…


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