予知夢
-24-
私の体はどんどん落ちていった。
落ちて、落ちて…

その感覚が無くなりかけたとき、足元に光が見えはじめた。
そして…
視界が開けた。
そこは空のうえだった…。
眼下には蟻ほどに小さく、町のようなものが広がっている。

「…何、これ…」
しかし考えているうちにも、体はどんどん落ちていく。
「やばい…追突するじゃない…助けて…っ」

「おい」
突然、真横に黒ずくめの男が現われた。


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