Knight

―14―
街道の横の休憩所で肩に受けた傷の治療をクレージュに受けながら、シゲンは様々な思いを巡らしていた…。
南の小さな港町で育ち、昔から騎士にあこがれ、帝国の騎士団に入隊したシゲン。 若手の名騎士として活躍した…そして、活躍が認められ帝都を守る聖騎士団として向かう旅にでた…。
そんなシゲンがなぜ狙われたのか?ハクロウと黒い衣装の者は一体何者だったのか? そして、自分が本当に聖騎士団としての素質を持っているのか?限りなく広がる疑問とは正反対に、シゲンは自信を無くしていた。
一方、クレージュはというと…。

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