喰らう者
―2―
喰らう者は物心ついた頃から居たが、活動し始めたのは5日前からだ…。
「おお、今日はデサートも付けてくれるのですか!ありがたい……ゴクン!!」
喰らう者は再び喜ぶ。
「おや?そろそろ学校へ行く時間ではないですか?」
喰らう者は笑みを浮かべた…、宿主のストレスや様々な感情があふれる学校は喰らう者にとっては喰い放題のレストランみたいなものだった。
「もう時間か…。」
俺は家を出て学校へ向かう。
「コージ!!」
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