暗躍の蝙蝠
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しかし、その前足はそのまま振り上げたまま動かない。
異様なオーラがアル全体を包み込み、番犬はそれに怯えているかのようだ…。
「……やる気か……」
さらに彼は睨み付けると番犬は素直に負けを認め、体が徐々に小さくなっていく。
「さて…消滅の門まで案内頼むぞ。」
彼はそう言い番犬の頭を撫でるとその犬は門の前まで二人を連れていった。
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