暗躍の蝙蝠
―34―
「これでちったぁ〜足止め出来るよな…」
アルは階段を破壊し、ひと仕事終えたように満足した表情を見せた。
〜が次の瞬間、ドーンという音と共にトビラは壊され、壊れたトビラから湧き出るように人間立ちが中へと押し攻めてきた。
「貴様らだな!!真夜中、町に現われ無差別に町の人間を襲うのは!!化物どもめ!!!退治してやる!!!」
中心核であろう男性がそう言い放つと持っていた長い槍を三人めがけて飛ばしてきた。
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