暗躍の蝙蝠
―3―
その大きな鏡は装飾品はいっさい無く、空に浮かんだ状態だった。
彼は空に浮かんだ鏡に触れ瞳を閉じムンドへ行く呪文を唱える。
鏡に映し出される彼の姿はみるみるうちに形を変え、見覚えの無い風景を写しだしていた。
「へぇーここがムンドかぁ!!」
鏡の中に写し出される見慣れない景色に彼は今から行くムンドに期待し、鏡の中の世界へ入り込んだ。
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