暗躍の蝙蝠
―28―
「たぶんって…おい!まさかこんなに暴れると思わなかったぞ!」
このまま走っていても切りが付かない…走りながらアデリーヌの攻撃を避け、暴れれる場所を探すのだった。
「アル様同じ所に戻ってますよ!!」
守護霊化したスペリスはいつしか、道標のように誘導していた。
彼は彼女と出会った部屋に再び戻り、何かを決心したように振り返った。
「ようやく観念したか!!」
彼女は真っ白な手の先の鋭い長い爪をアルに向け、切り裂こうとした。
っっっつ!!!
次へ
TOP