暗躍の蝙蝠
―10―
「1762年!?あと238年しかないじゃないか…。…仕事やりすぎたか…。」
当然のことだが金髪の男性はまったくわからなかった。彼は一人黙ったたまま考え事をしている。
「…あなたは何しにここにきたんですか?」
急に話したり黙ったり忙しそうな彼に聞く…。
「何って…散歩だところでお前名前は?50年もの間なんのためにここにいる」
金髪の男性はスペル・シャイン・リストルと言うフランスに住む男性だった。彼は50年もの間ただひたすら恋人が戻ってくるのを待っていたのだった。
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