Death
―87―
「いいじゃん、別に…人の好意はありがたく受け取っておくのが礼儀ってものでしょう?」
風は死神の首筋を落ちないようにギュッとつかまった。
「……礼儀ねぇ〜。俺には甘えてるようにしか見えないけど?あーぁ…ウルフでも連れてこればよかったな〜。」
アマトは呆れながら進行方向に向かって歩きだした。
すると何か思ったのか死神は急に風を背中から左手で抱え込み、アマトを右手で持ち上げ、大空へ飛び立った。

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