Death
―79―
「…死神!?」
声掛けにもピクリとも反応しない…肩を揺すってみてもまったく変わらなかった。
「風…。何をやっても今は同じだ。命には別状無いから心配するな」
風の行動を止めさせ、不安そうな顔をする彼女に話掛けた。
「…死神は殺人犯なんだ…君が思っている以上に人を殺し、町を破壊した人間…今こうして死刑されずに生きているのが不思議なくらいなんだ。」
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