Death
―29―
突然ライスは座り込む・・・
「赤烏団長どの」
ライスは赤烏団長と呼ばれた人物に深々と頭を下げた・・・。
「あなたね・・・。龍が助けたと言う少女は・・・。」
彼女はライスの行動に何も反応せず言葉を続けた。
「私は・・・・・赤烏団の団長です。名前はそうね・・・・・・・
烏(カラス)・・・・っとでも、言っておきましょうか・・・」
黒い布で口元を隠して、言葉が少し聞き取れなかったが、あきらかに彼女は『烏』と名乗っていた。
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