紅き聖剣

―5―
岩肌が露出しあちらこちらに温水が吹き上げている。僕はいつも家から飛び出しここにやってくるのだった。

「ウルフ・・・。今日も君を奇麗にしてあげるよ!」

僕とウルフは生暖かい温水の中に入った。
僕の自慢の愛馬・・・。白い体は僕の心を落ち着かせる・・・。
しばらく僕はウルフの背中を洗っていた。
するともう一匹ウルフと同じ白馬が温水の中へと入ってきた。

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