紅き聖剣

―3―
僕はいつからこんなふうに比べられるようになったんだろう・・・。
幼い時は3人比べられることもなかったのに・・・。
いつの間にかおいて行かれるようなそんな気がしていた・・・

「またかよ・・・。いつも兄さん姉さん・・・どうせ僕は兄さんや姉さんのようになれないよ・・・。僕をあの人達と一緒にしないでくれ!!」

僕は持っていた本を床に投げ付け、部屋から飛び出していった。

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