紅き聖剣

―16―
「ミズキ!今兄さんが誰か呼んでくるから・・・」

自分の着ている服を破り包帯替わりに止血する。
彼はもうろうとする意識の中、腰にぶら下げていた剣を僕に手渡した。

僕はなぜ剣を手渡したか分からなかった。
僕はミズキの剣を受け取った。
〜が僕の体は赤い炎に包まれた。
体の奥底から燃えるようにあつい。

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