紅き聖剣

―13―
「ウルフ!今日は疲れただろう〜。たくさん食べろよ!!」

僕はいつものように馬小屋にいる馬達に餌を与えていた。

一匹づつ健康状態をチェックし、今日の状態を記録する。

「今日も変わりなしっと・・・」

僕は馬小屋の戸締まりをし入口に鍵をかけると、僕を呼ぶ声がする。

「ようやく終わったか?今日はめずらしく母さんがごちそう作るってはりきっていたぞ」

ユセイとミズキが僕の仕事が終わるまで待っていてくれた。

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