紅き聖剣

―12―
「おーい!!」

遠くの方から声がする。

「あの声はもしかしてユセイ兄さん!?」

馬にまたがり勢いよくこちらに向かって突進してくる。

「ここにいたのか・・・。母さん心配してるぞ!!それとミズキ様、父が話があるとのことです。」

兄は僕と対象的な言葉使いで話す。
僕は兄の態度の違いに苛立ちウルフに跨った。
僕とミズキそして兄の3人は母が待つ国へと馬を走らせた。

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