闇の歌

―17―
冷たい視線が僕の後ろから近づいてくる。

あの時の・・・

母さんを奪った・・・

今度は僕を殺すつもりなのか・・・

必死で体を動かしてこの場を離れようとするが、金縛りにあったように全てが動かない・・・

こうしている間も徐々にあの視線と足音が近づいて来る・・・。

ホントにここで僕の人生終わりなんだろうか・・・

ふと自分の中の思い出が走馬灯のごとくかけめぐる。

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