闇の歌
―1―
少年は無邪気に走り回る。
「今日はいつもより売れた♪今日はごちそうだ・・・」
山道を迷わず進むと小さな家があった。
山の湧き水が家の横に流れ小さな花壇。そして畑には女性が一生懸命耕畑をしていた。
「母さんだめじゃないか!!体弱いんだか寝てなきゃ!!あとは僕がやるから・・・」
少年は母親の持っている桑を取り上げ家の中に連れていく。
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