天使の卵
―1―
自分自身何気なく入ってしまった職業に違和感を感じた…
高校を出てすぐに私は仕事というものと接した…
私にとってそれは初めての体験だ、朝早く仕事場に行き寝ている人を叩き起こし、食事介助をする。
スプーンにのせられた食べ物はドロドロで人間の食べ物かと思うほど気持ちが悪かった。
それでも彼らは平然と食事を食べている…。

次へ

TOP