レクイエム〜裏切りのジェシカ〜
―7―
ホテルの自室にたどり着いたあたしは、ベットに横たわる。
そして、先程の紙切れに目をやる。
・・・えっ!?
あたしは驚いた!
この紙切れは(伝票じゃないわよ。)今日の仕事の報酬、つまり、小切手なのだが、値段が半端じゃない・・・
いつもの相場の10倍以上なのだ!

あたしはベットから立ち上がり、窓から夜景を眺め独りつぶやいた・・・
「これはただの仕事じゃ無いわ・・・覚悟しなきゃね・・・」

あたしの心と正反対に街のネオンは煌々と輝いていた・・・
まるで、生命の最後のきらめきのように・・・。

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