My lou −君の居ない場所−5

千歳の怪我は回復し退院をむかえようとしていた。
最期の診察で医者は千歳にあかした。
『藤堂さん。』
「何ですか、先生。」
『貴女のお腹の中には新しい命が宿っています。』
「え…本当ですか!?」
『本当です。良かったですね。』
「良かった…本当に嬉しい!!」
俺と千歳の子供が千歳のお腹の中にいる。もう俺は嬉しくて嬉しくてまた泣いた。

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