―My lou〜尊い命―21

季夜、何考えてんだか・・・だいたい式を挙げるようなお金なんてまだ足りないし、無茶だよ。

そう心の中では訴えていたけど、季夜の輝かしい笑顔に、たぶん何を言っても聞かないだろうと思って言葉に出さなかった。

『わかったわ。』

そうその場では答えた。

とにかくバイトの数を増やしてお金を貯める努力した。

あと半月・・・

毎日毎日カレンダーを見ながら頑張った。

結婚する事がこんなに大変だとは思わなかった。

ただ幸せであれば結婚できるなんて子供の頃は考えてたっけ・・


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