-抹殺屋-
回想-11
銃弾が頭を貫通、彼は即死だった。
「ごめんなぁ、彼氏殺してしもぉて。」
『…私も抹殺屋になりたい。』
「え?」
『お願いします、私を抹殺屋にして下さい!!』
「お嬢ちゃん、珍しい子ねぇ。お嬢ちゃんが良いならこっちは大歓迎よ。」
『ありがとうございます!!』
「明日から銃の訓練な。」
『はい。』
私は抹殺屋になった。家に私がいなくなったと親が知るのはまだまだ先だろう。気付いたときには捜索願いや何やらで街は大騒ぎだろうが、私はかまわない。もうあの世界には戻らない。私は抹殺屋華都梨。
-回想-
終了
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