-抹殺屋-
出会い-6
そして私はとにかく逃げようと暴れだした。扉を無理にでもあけてとび降りれば助かるかもしれないと思い、鍵を探した。が、無い!!
「残念だな。」
と威緒。
「ハハハ。鍵は中に内蔵されてるから運転している碧でないとあけられないんだな。」
『もう、やだぁ…。』
絶望感を感じ、私は泣きだしてしまった。
拓紫が口を開いた。
「その制服、この辺じゃエリート校のじゃん。」
続いて碧が
「良いもん拾ったじゃねーか。」
そして威緒が
「スパイ向きだよな。」
と言った。私はもうこの三人からは逃げられない…。
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