-抹殺屋-
初仕事-6

と私は隆ちゃんのネクタイに触れた。

『ネクタイ曲がってるわよ。』

「お、おう。」

やってしまった。私は、近所の幼なじみの隆ちゃんのネクタイの裏に盗聴機着を着けてしまった。隆ちゃんは、今日殺される…嫌だ!嫌だ!

「どうした?紗那。」

『隆ちゃん…ごめんね。』

と言って私はその場から立ち去った。

『うっ…わぁーっ…』

ただ泣くしか出来なかった。私は抹殺屋の手助けをした。私は事務所へ帰った。葉月さんの手伝いをしなければいけなかったけれど、やりたくなかった。そして部屋で泣いた。

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