-抹殺屋-
初仕事-13

「わかったわ。明日からは沙那と碧と威緒の4人で行動しなさい。」

「…はい。」


−沙那の部屋−

『あの女は鬼だ…。私はあんなやつにはなりたくない。人を殺すなんて犯罪よ…!!』

「沙那、入れてくれ。」

拓紫の声がした。

『あんたなんか入れるわけないじゃないのよ!!』

「すまん、俺は華都梨さんには逆らえない。逆らったら俺らも殺されるんだ。俺は一生ここで雇われて生きる。もう納得した。沙那、お前は本当ならまだ高校生だ。やりたい事だってあったと思うけれど、お前はもう抜け出せない。納得しろ。」

次へ
TOP