-抹殺屋-
初仕事-1

ピピピピピ♪ピピピピピ♪  どうやらモーニングコールの様だ。

『は…い。あ、拓紫。おはよう…。』

「さあさあ仕事すっぞ。早く支度しろ。華都梨さんの部屋に来いよ。」

と拓紫の威勢の良い声で私の拉致されて二日目の朝が始まった。スパイなんて本当はやりたくないけど、ここから出られないんじゃ暇して部屋に居続けるのもどうかと思う。支度もできたし、私は華都梨さんの部屋に向かった。いつ見ても偉そうな扉ね。なんて思いながら扉をノックした。

『失礼します。おはようございます華都梨さん。』

「おはよう。」

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