大好きだった友達。2
彼女は折り紙が得意だった。いつでも私や他の友達が知らないような折り方を教えてくれた。彼女の名前はあやみ。あやみちゃん、あやみちゃんっていつも頼ってた。あの時は死が何かわからなかった。永遠の別れなんてないのだと思っていた。死ぬという事が今になってものすごく大きな事に思えた。夢にあやみちゃんが出てくる事があった。でも最後は決まって死んでしまうのだ。悲しくて悲しくて夢の中で泣いて、目がさめたら涙が流れている。涙が流れるのはよっぽどだろうと思う。もう一度会いたい。死んだら会えるのだろうか?
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